ドライヤーといえばダメージのイメージがありますが、そもそも熱が当たる時間が長いから髪に悪い訳ではありません。
正しいドライヤーの使い方なら長時間使ってもダメージにはなりにくいのです。

「1時間の正しいドライヤー」よりも「10秒の間違ったドライヤー」の方がよっぽど髪が傷みます。

ドライヤーの時間はタオルドライとうまく組み合わせることで時間を大幅に短縮できます。
そこで、今回は2倍速く乾くタオルドライとドライヤーのテクニックをお話しましょう。
お風呂上がりのドライヤーが楽になる上に、タオルドライとドライヤーのダメージが少なくなる魔法のテクニックですよ。

それでは、まず。

髪を乾かす時間を短縮するために浴室でできることといえば、シャンプー・トリートメント後にタオルを巻いておくのが一番簡単な方法です。
この辺は誰もが御存じなので、浴室内での話は飛ばしましょう。

次に、浴室を出た後の乾燥について。
そもそも、ドライヤーの熱が髪に悪いのなら自然乾燥すればいい事になりますが、これは間違いです。

お風呂上りのお肌がふやけてやわらかくなるように、髪も濡れるとキューティクルが弱くなって傷つきやすい状態になります。
このままで、洋服や布団と摩擦があれば簡単に傷ついてしまうのです。

キューティクルが傷つくと、髪にツヤがなくなって高級感のない安っぽい髪に見えてしまいます。

髪は濡れた状態で傷つきやすくなるのですから、ちゃんと乾かしてあげた方がダメージを防ぐことができるのです。

だからといって髪を完全に乾かす必要はありませんよ。
ヘアケアノウハウ集でも公開していますが、髪は80パーセント乾かして残り20パーセントを自然乾燥するのが一番ダメージを受けにくいのです。

つまり、80パーセントを時間短縮する事になるのですが、タオルドライで注意しなくてはいけないのが摩擦です。

濡れた髪は弱くなっているのでゴシゴシふくのはやめましょう。

はい。
ここ大切です。
髪をゴシゴシふくのはやめましょう。

いいですか。ここ大事ですよ。

髪をゴシゴシふくのはやめましょう。

しつこく3度も念を押すぐらい大事なのですが、どうしても皆さんゴシゴシふいてしまいます。

まあ。
ゴシゴシすると早く乾きそうな気がするので気持は分らないでもないですが、髪を強くふいても早く乾く訳ではありません。
そもそも、タオルがなぜ水分を吸収するのか?
さて。
ご存知ですか?

「タオルが乾燥しているから」が答えではありませんよ。

実は水って、狭い隙間が大好きなのです。
隙間があれば、どんどん侵入しようとするクセがあります。

目に見えにないので分かりづらいのですが、ジュースの入ったコップに細いストローをさすとわかりやすい。
この時、水面はどうなるでしょう?

コップの中に水面があれば、同じようにストローの中にも水面がありますよね。
このストローとコップの水面は高さが違うのです。
ストローの中は水面が少し高くなってしまいます。

この理由は、隙間が大好きな水がストローの隙間をどんどん進もうとするからです。
進もうとするから水面が上になってしまいます。

実は、タオルで髪が乾く理由がこのストローと同じ。

タオルは何本も何本も繊維と糸を織り込んで作られています。
そうして繊維を織り込んでいくと、とっても小さな隙間が生まれる訳です。

水は隙間が大好きだからタオルに移動して、髪を乾かしてくれるのです。

最近増えてきたマイクロファイバーなどの速乾タオルは、繊維の隙間をすごーく小さくしてあるから吸水力が高いのです。

さあ、どうでしょう。
この理屈がわかれば、力を入れてゴシゴシとタオルドライする必要がないと理解できるでしょう。
力を入れても入れなくても乾く時間が変わることがありません。
要は髪とタオルが接していれば水分が勝手にタオルに移動していくのです。
それなのに、ゴシゴシした方が乾きそうと思うのは単なるイメージです。

ジュータンに飲み物をこぼした時に力を入れてゴシゴシふきますよね。
これは、ジュータン自体が狭い隙間のかたまりなので、タオルとジュータンが水の取り合いになるためです。
このジュータンのようなイメージがあるので、力を入れれば早く乾くように感じますが狭い隙間のない髪ならタオルを優しく当てるだけでいいのです。

さらにタオルは1度しめったら水分を吸収する力が弱くなります。

そのためタオルドライに使うタオルはバスタオル1枚よりも 小さなタオル2枚の方が断然乾きがはやいです。
1枚目のタオルである程度水分を取ってあげて、2枚目のタオルで水分を取り直してあげましょう。

タオルで水分を取っておくと、ドライヤーの時間を短縮することができます。
ちなみにタオルは1枚より2枚、2枚より3枚の方が早く乾きますよ。

また、タオルを使ったドライヤーの技があります。
濡れた髪にタオルを巻いて、その上からドライヤーを当ててあげる。
こうすることで、髪に熱のダメージを与えることなく素早く乾きます。

一般的な湿度って1年を通して平均でも70パーセント以上あるから、高い湿度の中で髪はなかなか乾かない。
そこで、ドライヤーとタオルを使って髪の湿度を下げてあげるのです。
こうすることでタオルの中がカラッとしたサウナのような状態になり、水分がタオルに向かって吸い込まれていきます。
タオルに吸い込まれた水分はドライヤーの熱で外気に飛ばされる。

この好循環が速乾を実現する訳です。

次に、ドライヤーで髪の根元から乾かすのも速乾のテクニックに大切。

毛先ばかりを頑張って乾かしても、根元から流れ落ちてくる水分で毛先はいつまでも乾きません。
ドライヤーは根元を乾かすようにすると効率よく乾かすことができます。

また、効率の悪いドライヤーが浴室近くのドライヤーです。

お風呂から出て蒸気ムンムンの室内で髪を乾かすと、いつまでたっても髪は乾きません。
浴室近くの湿度は100パーセント近くになっており、今にも雲ができそうなぐらいの湿度なのです。
こんな環境でせっせとドライヤーしても、乾きはじめた髪に水分がついては離れの繰り返し。
そのため、ドライヤーは浴室とは違う場所か、洗面台の換気をしっかりおこないましょう。

これだけでも、乾く時間は断然違いますよ。
それでは、正しいドライヤーとタオルドライで健康的な髪を手にしましょう。





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